こんにちは、鯨井貴博@opensourcetechです。
今回は、NginxのStub Statusモジュールについてです。
Stub Statusはその名の通り、
サーバの状態をWebブラウザから確認する事が出来る機能です。
ソースパッケージインストールでこの機能を使用する為には、
Optional HTTP ModulesにあるStub Statusを
--with-http_stub_status_moduleというコンパイルオプションを付けて
Nginxをインストールする必要があります。
なお、Nginxのレポジトリからyumなどでインストールした場合には、
デフォルトで有効になっております。
nginx -Vで確認が可能です。
設定としては、Nginx(今回は/etc/nginx/conf.d/default.confを編集)の設定ファイルのserverディレクティブに以下を追加します。
location /nginx_stub_status {
stub_status on; ←Stub Statusの有効化
allow 192.168.1.0/24; ←アクセス許可対象
deny all; ←アクセス拒否対象
}
そして設定変更後はsystemdにて、
systemctl restart nginx.service(nginxの再起動)
systemctl status nginx.service(nginxの起動確認)を行います。
Webブラウザからhttp://対象サーバのIPアドレス/nginx_stub_statusにアクセスすると、
ステータスが確認できるようになります。
Active connectionsは全ての開かれているコネクション数、
server accepts handled requestは左から、
受付けたコネクション総数・制御したコネクション総数・制御したリクエスト総数を示します。
ReadingはNginxがリクエストヘッダーを処理している数、
WritingはNginxがリクエストボディーを処理している(もしくはリクエスト処理やクライアントへのレスポンスを処理している)数、
Waitingはkeep-aliveコネクションの数を表します。
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