どうも、 鯨井貴博@opoensourcetechです
今回は、CentOS6.5上に最近話題のnginxをインストールして、
Webサーバとして動作させてみました
nginxとは、webサーバやリバースproxyサーバとして
動作可能なプログラムであります
LPI-Japanが実施しているLPICレベル2 においても、
2013年1月1日からの新試験では試験範囲に入る予定となっております
①まずはnginxのインストールですが、
新たにレポジトリの設定ファイルを作成して
そこからダウンロードします。
cd /etc/yum.repos.d
vi nginx.repo
nginx.repoの内容
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[nginx]
name=nginx
baseurl=http://nginx.org/packages/centos/6/$basearch/
gpgcheck=0
enebled=1
2015年3月10日追記
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以下の記事で記載されている方法を使用することで
stableバージョンではなく、mainlineバージョンが使用出来ます。
Nginxのyumによるパッケージインストール方法 - Opensourcetechブログ(ゼウス・ラーニングパワー裏BLOG)
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②続いてyumでnginxをインストールします。
yum install nginx
rpm -q nginxでインストール確認。
③nginxの設定です。
まずは、/etc/nginx/nginx.confの内容の確認から行います。
nginx.confでは、http { ~ }までが一つのブロックとなっており、
その中に設定を記載します。
また、各設定(ディレクティブ)の終わりにはセミコロン(;)が必要です。
なお、include /etc/nginx/conf.d/*.conf;という行から、
/etc/nginx/conf.d配下のなんとか.confというファイルのインクルード出来ます。
そして続いて、
/etc/nginx/conf.dの中のdefault.confに。
ここでは、
listen 80;でhttpポート、
server_name localhost;でサーバ名、
root /usr/share/nginx/html;でドキュメントルート、
index index.html index.htm;でコンテンツファイルの指定を行なっております。
※ドキュメントルートを見れば分かりますが、
index.htmlは予めサンプルファイルが用意してあります。
④ファイアーウォールの設定
iptables -L --line-numbersでまず現状を確認します。
TCP80は許可されておりませんので、
INPUTチェインの5番目のルールとして追加します。
iptables -I INPUT 5 -p tcp --dport 80 -j ACCEPT
そして、iptables-save > /etc/sysconfig/iptablesとして、
ファイアーウォール設定を保存します。
⑤nginxの起動
/etc/init.d/nginx start
これでサーバ側の設定は完了となります。
⑥クライアントからのアクセス
クライアントのブラウザーより
サーバのホスト名もしくはIPアドレスでアクセスすると、
nginxに予め用意されているコンテンツファイル(index.html)が表示されます。
nginxが試験範囲として含まれているLPICレベル2に興味がある方は、
こちらもどうぞ。