こんにちは、LinuCエバンジェリストこと、鯨井貴博@opensourcetechです。
9/20(Thu)にJapan Digital Design主催勉強会 第3回目の「最新DevOps事例勉強会」が渋谷 TechPlayで開催されたので、参加してきました。
DevOps on Merpay Microservices
セッション1は、株式会社メルペイ 高木 潤一郎さんから
メルペイ のマイクロサービスにおけるDevOpsに関する話でした。
数年前はサーバーで運用していたサービスが、最近はクラウド化(GCP)やコンテナ化(kubernetes)、サーバーレス化(FaaS:Function as a Serviceとは呼ばれること少ないねw)してきているとのこと。
その中でAnsibleなどの自動化を導入しているとのことでした。
また、以下のようなアーキテクチャでKubernetes(Google Kubernetes Engine)を運用しているとのこと。
運用体制についても、ServiceサイドとPlatformサイドを以下のように線引きして対応しているとのことでした。
ITインフラにおける継続的改善の実践
セッション2は、レッドハット株式会社 中島 倫明さんから
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資料追加予定 資料追加予定
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ITインフラ効率化のポイントとしては、自動化・標準化・プロセスの改善と3つあるのですが、今回はこの中から「自動化」にフォーカスした内容でした。
自動化の前には、まず行われている作業の整理・確認が必要。
そして、Ansible & GitLab を用いたデモも実施。
個人的には、GitLab(Pipeline)を使った操作、かなり惹かれました。
これ、めっちゃ便利そう!!
自動化による変化が必要な理由。
システムを構築した時点では「これで数年間はいけるぜ!」と思いつつも、実際には法改正・パッチ適用・要件変更・M&Aなど様々なことに対応するため、インフラも変化を求められ 自動化をした方が合理的 とのこと。
確かに( ・∇・)
AnsibleとGitLabを使う場合の、オススメの書籍も紹介してくれました。
セッション4に登壇されていた Noguchiさんに教えて頂いたのですが、
GitLabだけ学ぶ場合は、以下もいいみたいです。
>Noguchiさん、ありがとうございました!
DevOps実装者としてのSREの存在と役割
セッション3は、株式会社スタディスト 北野 勝久から
「DevOps・SREとは?」や「業務での苦労をどのように改善したのか」という話でした。
業務での課題 その1(ブラックボックス地獄)
業務での課題 その2(OSパッチ適用地獄)
業務での課題 その3(障害調査地獄)
さて、その三大地獄をどう解決したのか。
まず、AnsibleやGitHubなどを活用し、ブラックボックス地獄を攻略!
そして、Immutable Infrastructureにして、OSパッチ適用地獄を攻略!
Terraformの導入も計画進行中のようです。
そして、ラスボス 障害調査地獄は、Elasticsearch/Kibana によるモニタリング基盤の構築やアラートの再設計でやっつけたとのことでしたw
また、チームの改善も行なっており、社内勉強会・社外勉強会への参加推奨・振り返り部(業務での障害などを共有する場とのこと)などを実施していること。
「カイゼン・ジャーニー 」という書籍がきっかけになったという裏話も、教えて頂きました。
あと、これ!
「Twitterは仕事」。
強く同意ですw
DevOps on Merpay Microservices
セッション4は、Japan Digital Design株式会社 Takuya Noguchi さんから
Japan Digital DesignにおけるDevOpsに関する話でした。
speakerdeck.comGitLabのスペシャリストのNoguchiさんからは、
DevOpsについてとてもわかりやすい解説から始まり、GitLabを使ったDevOpsについて教えて頂きました。
GitHub・Jenkinsなど様々なツールを組み合わせなくても、GitLabだけでDevOpsのって、かなり魅力ですね。
コミニティ版ではある程度できて、業務でがっつり使いたい場合はプレミアム版がオススメとのことでした。
懇親会
そして、皆様お楽しみの懇親会。
料理のグレードが、かなりアップしてる!
大変美味しゅう、食べさせて頂きました!!
JDDさん、ありがとうございます!!!
当日のtogetterまとめ
次回予告
次回の勉強会は、11月5日開催予定とのことです。
JDDStudy 過去の開催記事
※仮想通貨・ブロックチェーン周りを中心に話があった 第1回目・第2回目については、以下をご覧ください。