こんにちは、LinuCエバンジェリストこと、鯨井貴博@opensourcetechです。
先日、Wi-Fiの新規格Wi-Fi6（802.11ax）の認定を2019年より開始すると発表がありました。
また、それに伴いWi-Fiの規格である「802.11**」という呼び方が、「Wi-Fi 数字」という 呼称に変更になるとの発表がありました。
Wi-Fi Alliance® introduces Wi-Fi 6 | Wi-Fi Alliance
802.11ax -> Wi-Fi6
802.11ac -> Wi-Fi5
802.11n -> Wi-Fi4
※802.11g/a/bについては、特にWi-Fi3/2/1にする予定はない模様。
Wi-Fi6（802.11ax）とは？
以下の特徴を持っています
・約9.6Gbpsの最大伝送速度が可能
・2.4GHz/5.0GHz帯 両方をサポート
・MU-MIMO（Multi User - Multiple Input Multiple Output）を通信の上り下り両方向に適用し、多数のユーザー接続に対応
・802.11a/g/n/ac と互換性がある
参考URL
https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/products/collateral/wireless/white-paper-c11-740788.pdf
第848回：IEEE802.11ax とは - ケータイ Watch
電波の混雑した環境でも回線速度が落ちない次世代無線規格「Wi-Fi 6」は何が進化するのか - GIGAZINE
Wi-Fi6（802.11ax）による変化
無線LAN対応のIoTデバイス増加であったり、IT化された家電の無線LAN接続、多くの人が無線LANを使用するイベント会場や公共施設などでの快適な通信など、今まで以上に利便性が高まりそうです。
あとは、対応デバイスがどれくらい出てくるかというところがポイントでしょうか。
また、WPA2の上位のWPA3も出てくるなど、注目しておく必要がありそうな分野ですね。
2018/10/9追記
SAE（Simultaneous Authentication of Equals）について。
